エージェントは代行サービスのメリットが大きい

フリーランスが仕事を獲得するために利用することが多いエージェントは、自分で営業をしなくても仕事が得られることから人気が高まっています。しかし、フリーランス向けのエージェントのメリットは、仕事を得られることだけではありません。さまざまな事務作業を代行してくれることも多く、本業に専念できるメリットがあります。

たとえば、請求書の作成や送付の代行が挙げられるでしょう。いくつもの仕事を進めていくフリーランスにとって、請求書を作って印刷し、送付する事務作業は時間がかかってしまうプロセスです。そこでエージェントの中には、エンジニアの仕事が終了する度に契約内容をもとに適切な請求書を作り、クライアントに送るサービスを行っているところもあります。しかも、督促や代金の受け取りまで代行してくれるケースもあり、頭を悩ませるお金のやり取りに関する作業を一任することが可能です。

そのほか、業務に関する契約書を作成してくれるところもあります。契約書はトラブルを回避したり、お互いの要望や条件を明確にしたりために欠かせないものですが、法的に有効な書類にするには知識も必要です。その点、たくさんのフリーランスをサポートしてきたエージェントはその道のプロなので、問題ない契約書を作成してくれます。ただし、こうした代行作業には費用がかかることも多いです。それでも、専門業者に外注を出すとなるとさらに高額費用がかかるものなので、コスパの良いサービスと言えるでしょう。

ベンチャー企業で求められるスキルやマインド

IT業界のベンチャー企業は、大企業のように研修などがそれほど多くありません。そのため、わからないことがあれば自ら聞いて、仕事を主体的行っていくことが求められます。役割や進め方を確認したうえで、仕事を進めていく姿勢が必要です。稟議書がないことも多いため、上手にコミュニケーションを図ることも忘れてはいけません。

また、ベンチャー企業では事業を発展させるために、自分は何をすべきかを考えて仕事に取り組む必要もあります。業務範囲外のことは関わらないという態度でいるのではなく、事業の発展のために自ら提案できる人材が求められているのです。ベンチャー企業は事業のスピード感が早い分、相応の意思決定力も大事でしょう。誰かが決めてくれるだろうという態度ではなかなか物事が進展しないので、自分が判断すべき場面では勇気をもって決断しなければいけません。

そして、ベンチャー企業では自分がマネージャー職でなくても、コスト意識や工数に対する意識を鋭敏にしておくことが大事です。自分の工数が企業の利益に影響するので、意識を高く持って仕事に取り組みましょう。

IT業界のベンチャー企業で活躍したいと考えているエンジニアには、探求心や向上心も大切です。IT業界では、絶えず新しい技術やサービスが開発されています。新しい情報を積極的に探してそれをどのように活用できるか、自分のスキルアップにどう役立てられるかを考えつつ、企業の発展に貢献することが求められるのです。

疲れていても仕事を乗り切るための対策

仕事をしなくてはという気持ちはあるものの、疲れが溜まりなかなか仕事に取りかかる気持ちが湧いてこないこともあるでしょう。そのようなときは、まず仕事を小分けにしてみるのが効果的です。1日で大量の仕事をこなさなくてはいけないと思うと、その量に圧倒されてやる気を失うことも少なくありません。そこで30分間ほどでできる仕事を先に済ませるなどの小さな目標を作ると、働き始めるのが楽になります。

また、一気に長時間続けて働くのではなく、疲れているときはこまめに休憩を入れるようにしましょう。休憩は、20分間隔や30分間隔くらいでも良いです。定期的に休憩を取ることで、無理なく働き続けられます。ただし、休憩時間がダラダラと長くならないように気をつけることが大事です。長くなることを防ぐには、休憩に入る際に5分間のタイマーをセットしてアラームが鳴ったら仕事に戻るといった、強制的に休憩を終える仕組みを用意しておく方法が挙げられます。

疲れているときは、体力だけでなくモチベーションも下がってしまうものです。言い換えれば、疲れていてもモチベーションを保つことができれば、なんとかその日は乗り切れます。そこで1日の終わりに、自分へのご褒美を用意しておくと良いでしょう。何か美味しいものを食べたり、楽しみにしていた映画を見たりなど小さなことで構いません。仕事を終えれば解放されて遊べるという気持ちになると、頑張って働こうという気持ちになれるものです。